IT部門の苦悩–25年で起きた劇的な変化 – ZDNet Japan

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 もうかれこれ、25年以上ITのコンサルティングに携わっているが、25年前からIT部門は変わっていない。それは、IT部門は会社の中で、苦悩しているということだ。

 ITの日進月歩はすさまじい。筆者がコンサルティング会社に入社した当時は、IBMや富士通のメインフレームが全盛の時代で、真っ黒のスクリーンに緑の文字で、COBOLを使って会計のオンラインシステムを作っていた。数年すると、サーバが登場。オープン、クライアントサーバ型でのアーキテクチャが登場し、C言語でプログラミングするようになった。


 そのころから、BPRという言葉が世に出回り、グループウェアなどを当たり前に利用するようになった。PCもなんとか持ち歩きに耐える大きさになり、会社の上層部からPCを大きなPCバッグに入れて持ち歩くようになった。ネットワークは今のようなWi-Fiなどはなく、電話線にPCをつないでメールをダウンロードしていた。そんな時代が今となっては懐かしい。

 そうこうしているうちに、インターネットが本格的に普及し始め、ITが企業人のものから一般の人たちのものに変わっていった。世の中ではeCommerseが声高に言われるようになった。この頃だろうか。統合基幹業務システム(ERP)も本格的に普及し始め、外資系コンサルタントがしきりに「ERPでBPR」と唱えたころだ。世の中で、大失敗プロジェクトが量産されるようになってき始めた。

 そして現代。インターネット企業という新しい企業群が登場し、産業を興し、インターネットバブルとともに、世の中を席巻する。これらの企業は確かに、大きく消費者の生活を変え、一部の産業の衰退を招くようになる。そして、スマートフォンが登場。iPhoneは昔のWalkmanのように、皆の憧れになり、ついにITは女子高生から老人までもが日常使いする世界に突入。Digital協奏曲を大ボリュームで奏でる世の中が到来した。

今後の行方を握る「Things」

 今後、ITが到達する先は、これまではどこまで行っても「人」だったのだが、ついに「モノ」、すなわち「Things」にまで至ろうとしている。IoTによって、あらゆるモノがつながる時代の到来だ。そして「AI」。昔からAIはあったが、本格的にITが人類を超える時代が見えてきた。ITは、今後も、大きく変化をもたらすのであろう。

 これは、たかだか、25年の変化である。ITというのは確かに道具なのだが、道具がここまで変化するのは、人類史上初めてのことなのではないだろうか。もっとも、筆者はコンサルタントなので「また新しいブームが来たか」と思ってしまうところは否めない。コンサルタントは、ブームで儲ける。進める側のコンサルタントの功罪はあるものの(これは別の個所で言及していきたい)、現実的に起きた変化に感嘆してしまう。




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