ヘッジファンド、マクロの成績振るわず-トランプ時代への期待先行 – ブルームバーグ

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2017年はマクロ戦略ヘッジファンドが輝く年と考えられている。しかしこれまでのところ、そうでもない。

  年初の2カ月の成績は素晴らしいとは言い難い。ヘッジファンド・リサーチによれば、マクロファンドの2月末までの成績はプラス0.3%。これに対しヘッジファンド全体の平均はプラス2.2%。MSCIワールド指数は5%上昇した。

  「トランプ氏が大統領に選ばれれば米金融当局がタカ派色を強めるだろうという読みがあった」と、アバディーン・アセット・マネジメントの米州ヘッジファンド担当責任者ダレン・ウルフ氏がインタビューで述べた。「米国と世界の他の国・地域との政策の乖離(かいり)は通常、マクロ戦略ファンドにとって追い風だ」と解説した。

  ところがそうはいかなかったとヘッジファンド運用者らは言う。一つには、今までのところ変化が大きくはないためだという。市場は税制や貿易について実現した改革によってではなく、提案された政策に期待して動いてきた。同時に、運用者らは大統領選挙後の熱狂の波に乗ろうとしながら用心もしている。

  一部のファンドは米国債の動きを読み間違えた。さらに、外国為替市場の動きもマクロファンドに「優しくなかった」と運用者向けニュースレターを発行するロバート・サベッジ氏は指摘。「大半のファンドが今もドルをロングにしているが、成果は上がっていない」と述べた。

  日本株をロング、円をショートにする日本のリフレトレードでも損失が出た。「第4四半期には大きな利益を上げたが2017年に入ってからそれを返上した」とウルフ氏は話した。

  それでも、マクロファンドの成績が上向く転換点は近いと多くの運用者が考えている。オディ・アセット・マネジメントのクリスピン・オディ氏は1月成績に関する顧客宛て書簡で、「各国政府が互いや自国の中央銀行と対抗する時期に入りつつあるように思われる。奇妙なことだが、これでやりやすくなる」と書いている。

ヘッジファンド、17年は資金流出ペース鈍化か-マクロ戦略への期待で

  一部ファンドの成績は以下の通り。

Fund Year-to-date performance through February
Rubicon Global Fund -9.0%
Caxton Global Investment* -0.8%
Tudor BVI Global Fund -2%
Brevan Howard Master Fund +0.5%
Bridgewater Pure Alpha II +1.2%
Autonomy** +9%

*3月3日までのリターン
**3月9日までのリターン

原題:Hedge Funds Find No Joy in Macro as Returns Lag Trump Rally (1)(抜粋)



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