ヘッジファンド、「クオンツ」獲得あの手この手-報酬だけで動かせず – ブルームバーグ

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2月のある日、マサチューセッツ工科大学(MIT)の学生60人ほどが薄暗い室内にこもり、データ処理と分析に格闘した。

  中間試験ではない。ヘッジファンド会社シタデル主催の「データソン」だ。400人の応募者の中から選ばれた参加者がしのぎを削った。データサイエンティストやエンジニアの人材を求め、シタデルは今年、米英アイルランドの大学で18回のデータソンを開催する。最終的な優勝賞金は10万ドル(約1140万円)だ。

  シタデルの人材戦略責任者、ジャスティン・ピンチバック氏はMITで開催された大会でインタビューに応じ「大規模で複雑なデータの山を扱える分析的思考に強い人材が必要だ」と語った。「一つの地域や大学に限ってしまうと人材の全体的な分布図が見えない。このためにデータソンをしている」と話した。

  ヘッジファンドはかねて、高報酬によって優秀な人材を引き付けてきたが、業種を問わず技術者への需要が高い中、人材集めに工夫をこらしている。チューダー・インベストメントのような伝統的なヘッジファンドもクオンツ運用者を求めているが、運用成績低迷と手数料への下押し圧力でヘッジファンドはかつてのような魅力的な職場ではなくなってしまった。

  クオンツ運用の草分けで、主力ファンドが過去4年にわたり競合を上回るパフォーマンスを残しているヘッジファンドのトゥー・シグマですら、グーグルやフェイスブックといったテクノロジー業界の巨人との競争にさらされる。

  マン・グループのルーク・エリス最高経営責任者(CEO)は昨年12月にミルケン・インスティチュートのサミットで、イノベーションを起こせる人材が必要だが「こうした人々は報酬にそれほど左右されない。金銭的に魅力的な提案は多く受けているので、彼らを引き付ける他の方法を見つける必要がある」と話した。

原題:Citadel Joins Two Sigma Chasing Quants in Campus Recruiting Push(抜粋)



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