アジア開発銀行、17年の融資・無償援助9%増 – 日本経済新聞

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 【マニラ=遠藤淳】アジア開発銀行(ADB)は12日、2017年の融資・無償援助の承認額が前年比9%増の191億ドル(約2兆1000億円)だったとの暫定的な実績を公表した。フィリピン・マニラの本部で記者会見した中尾武彦総裁は「実行額は若干低かったが、手続きの簡素化などの改革を急ぎ、迅速に実行したい」と述べた。

 協調融資の承認額は32%減の95億ドルだった。大型案件で遅れが生じたためなどとしている。融資・無償援助と協調融資、技術協力を合わせた「業務総額」は289億ドルだった。気候変動対策に関連する事業への融資が21%増の45億ドルと大きく伸びた。

 ADBは18年のアジア新興国の国内総生産(GDP)伸び率を5.8%と予測している。中国経済の減速などで17年見込みの6.0%から鈍化する。中尾氏は「中国ではGDPに占めるサービス分野の割合が他の国より低く、成長余地が大きい」とし、投資主導から消費がけん引する経済への転換に期待を示した。

 中国主導で16年1月に開業したアジアインフラ投資銀行(AIIB)について中尾氏は、AIIBがインフラに特化しているのに対し、ADBは社会的な課題にも取り組んでいると指摘。「異なる考え方を知ることができ、刺激になる」と話し、良い競争関係にあるとした。ADBはこれまでにAIIBと4つの事業で協調融資を決めている。




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