子供の「お受験面接」で不甲斐ない夫に失望する妻 – 現代ビジネス

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元日本経済新聞記者にして元AV女優の作家・鈴木涼美さんが、現代社会を生きる女性たちのありとあらゆる対立構造を、「Aサイド」「Bサイド」の前後編で浮き彫りにしていく本連載。今回は、第6試合「夫のスペック」対決のAサイド。

今回はいわゆる「低スペック旦那」との結婚生活を選んだ元美容部員。夫のことを「自分の娘を邪魔する男」という彼女の心の内とは?

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超庶民的な男と結婚し好感度急上昇

彼女のプライドが高いのは、外資系ブランドの美容部員であった過去からさらに遡り、大学選びの時点で割とにじみ出ていたので、彼女が下町商店街の、後継長男と結婚した時に、意外に思ったものも多かった。

ただ、いかにも商社マンや外銀との合コンに明け暮れて、投資銀行家の端くれでも掴んでやろうと思っていそうな彼女が、ある意味、超庶民的な男とくっついた時に、彼女の好感度が急に上がった、と感じる女も多かった。内田恭子が吉本興業社員と結婚した時と似たような反応である。

彼女が嫁いだのは、商店街とは言っても、同じ商店会に3店舗も店を持っている家で、この商店街不況下にあって割と景気も良い。

一人っ子の彼女の実家の潤沢な財力を合わせれば別に経済的に困ることは考えにくかったし、下町ではあるものの彼の両親が暮らす駅の近くの一軒家はゆくゆくは彼女たちのものになるらしかった。

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「金持ち合コンしたよ、いっぱい。でもこっちが向こうをお金で見れば、向こうはこっちを嫁として品定めするじゃん。結局、彼と戻ったのは、そういうところ一切なくて本当に一緒にいると楽しくて、優しいし、かっこいいし、10代の頃から知ってるからラクだし」

彼とは、高校時代のバイト先であるアイスクリーム屋さんの先輩に紹介してもらって出会った。2つ年上だったため、付き合ってすぐに彼は社会人となり、こなれた様子で居酒屋などに出入りするのも当時の彼女にはカッコよく見えた。そして何より、水泳で大会などに出たこともある運動神経と、端正な顔立ちは彼女好みだった。

「高3の夏まで付き合って、でも処女喪失の相手とずっと付き合ってていいのかってなっちゃって、私受験もあったし、別れて、大学入ってからは彼との思い出は全部子供っぽく感じて、飲み会とかで会う医学部の人とか、代理店の人とかの方が全然カッコよく見えた。地元自体に愛着もなかったし、彼が時々連絡くれてたけど、ほぼ無視」

彼女は同じ偏差値の総合大学を蹴って女子大に入学した。「響きがいいから」らしい。女子大でできた友人との生活は、彼女のお眼鏡に叶うものだった。大手代理店社員と合コンして持ち帰られ、やり捨てされたり、あとで既婚者だったのを知らされたりしながら逞しく泳ぎ、大学3年生の時に付き合った証券会社の社員とは1年以上付き合った。




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