ジーンズメイトが自社開発の新商品、RIZAP傘下でブランド再生なるか – ニフティニュース

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ジーンズメイトが自社開発の新商品、RIZAP傘下でブランド再生なるか

画像提供:マイナビニュース

●ファーストリテイリング出身者がデニム中心の新ライン創設
ジーンズメイトがプライベートブランド(PB)で新たな商品ライン「メイト(mate)」を立ち上げた。業績低迷からRIZAPグループの傘下に入った同社だが、新ラインでブランド再生は実現できるか。

○ファーストリテイリング元社員の2人を起用

メイトはジーンズメイトのPB「Blue Standard」に新たに加わるコレクションライン。開発したのは、ファッション業界で豊富な経験を持ち、ファーストリテイリングにも在籍したことのある宇山敦氏と高橋慎二氏の2人だ。

ジーンズを機軸に、高品質で手頃な価格の商品を展開しようというのがメイト立ち上げの狙い。新商品はデニム、シャツ、ジャケットの3種類だが、Tシャツ、カットソー、ベルト、サングラスなど、デニムに合うアイテムを増やしていく方針だという。宇山氏はメイトで「ジーンズに徹底的にこだわって商品展開」し、オンでもオフでも着られる「新しいジーンズカルチャーを作りたい」と目標を語った。

○デニムの品揃えは

デニムはメンズで「スキニー」「テーパード」「ヴィンテージ」、ウィメンズで「スキニー」「マムジーンズ」「ワイドジーンズ」の計6種を用意する。マムジーンズは「お母さんのジーンズ」を意味し、80年代風の色合いが特徴。ワイドジーンズではトレンドを押さえた。

価格は税抜きでスキニー、テーパード、マム、ワイドが5990円(スキニーとテーパードには6990円でリペア加工タイプも用意)。ヴィンテージは1万円という設定だ。ユニクロより数千円高いが、NBのアイテムと比べた場合は、ものにもよるだろうが数千円安いといったイメージだろうか。

デニム中心の新ライン立ち上げは、ジーンズメイト復活に向けた打ち手として当然といえば当然の施策と言えるが、価格にしろ品質にしろ、ユニクロをはじめとする他社との競争は熾烈なものになりそうだ。メイトを投入するジーンズメイトは、アパレル業界でどのような立ち位置を確立しようと目論んでいるのだろうか。

●新ライン立ち上げでジーンズメイトは何を目指すか
○メイトで売上高の25%を稼ぐ

ジーンズメイトの業績はリーマンショック以来の低迷から抜け出せておらず、2017年2月期までは「9期連続の赤字」(宇山氏)を計上している。10年前は200億円を超えていた売上高も、ここ数年は100億円を切る水準で右肩下がりという状況だった。2017年2月にはRIZAPが同社を買収。そして今回のメイト立ち上げが、ジーンズメイトのリブランディングが成功するかどうかの最初の試金石となる。

メイトの立ち上げにより、ジーンズメイトではPBの売上拡大を図る。宇山氏によると、ジーンズメイトの売上高に占めるPBの割合は現状で3割程度。これを5割に拡大し、そのPB売上高のうち、半分をメイトで稼ぎ出すのが当面の目標だ。つまり、メイトを全売上高の25%を担うところまで拡大していくということになる。

○NBとPBのミックスで独自性を示せるか

PBを拡大するからといって、ジーンズメイトが製造小売業(SPA)を目指すかといえばそうではない。「ジーンズメイトの良さはNBがあること」と語る宇山氏は、NBとPBを組み合わせてジーンズメイト独自のコレクションを構築する考えだ。メイトのデニムに淡色が多いのも、例えば“ワンウォッシュ”の様に、濃い色の商品はNBの商品でカバーできているため。高橋氏も、メイト開発にあたりNBの商品をよく研究したと話していた。

NBの商品は確かに豊富だが、NBが展開するショップに行くと、品ぞろえが豊富過ぎるがために、かえって欲しい商品にたどり着けない場合がある。そこでジーンズメイトでは、NBの商品を厳選して仕入れつつPB商品も織り交ぜることで、顧客が選びやすいデニムの商品展開を行っていくつもりのようだ。商品のキュレーターであり、開発者でもあるという姿が、同社の目指している新しいブランドの在り方なのだろう。

「V字回復したアパレル企業はない」と認める宇山氏だが、ジーンズメイトをその先駆者にして前例を作り、「アパレル全体を立て直したい」と大きな夢も語っていた。この会社が復活できるかどうかは、アパレル業界の今後を考える上でも重要な指標となるかもしれない。
(藤田真吾)


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