なぜコンサルはロジカルに話せるか? 問題解決と働き方改革 – 週刊アスキー

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内田洋行 平山様

 私は“コンサルティング”を仕事としていますが、ときどきクライアントから「さすがコンサルタントですね、とてもロジカルで解りやすい」と褒めていただくことがあります。しかし、自分が一番良く解っていますが、私は決して論理的な思考を得意とする人間ではありません。思いつきの行動が多いですし、判断も感覚的です。

 では何故、ロジカルと感じていただけるのでしょう。その理由のひとつが、私たちコンサルタントがよく使う“フレームワーク”というツールの存在だと思います。フレームワークは何もコンサルタント専用のツールではありません。職種を問わず、上手く使うととても便利な道具です。今回はこのフレームワークについてお話ししたいと思います。

 そもそもフレームワークとはどのようなものでしょう。日本語にすると枠組みということですが、問題を解決したり、アイデアを出したりするときに使う「型」と考えると良いでしょう。

 よく文章の書き方で「起承転結」などと言いますが、これもフレームワークのひとつと考えられます。同様に、When(いつ) Where(どこで) Who(誰が) What(何を) Why(なぜ)How(どのように)で報告書をまとめる「5W1H」もフレームワークといえるでしょう。

 ビジネスの世界では、Customer(市場)、Competitor(競合)、Company(自社)の3つの視点から事業の成功要件を導きだす「3C分析」や、Product(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(市場コミュニケーション)の4つの視点からマーケティング戦略を考える「4P」などが、ポピュラーなフレームワークとしてよく登場します。

フレームワークの使い方は一様ではない

 会社を取り巻く状況を、Strengths(強み)、Weaknesses(弱み)、Opportunities(機会)、Threats(脅威)の4つの視点でとらえ、社会や市場といった外部環境の変化に対応するための内部環境の課題を明確化するSWOT分析もよく使われるフレームワークのひとつです。

 SWOT分析は事業計画を検討するときに使われることが多いと思いますが、私たち働き方変革のコンサルタントは、内部環境の「強み」と「弱み」を組織風土や人材にフォーカスして抽出し、変革目標を検討する際のインプットにしたりします。このように、フレームワークは使い方によっていろいろな応用ができるものです。

 日常の仕事でフレームワークを使うメリットはたくさんあります。ひとつは、あるテーマを分析したり解決策を検討したりするときに、必要な視点や手順を導いてくれるということでしょう。端的に言うと、フレームワークにしたがって検討すると、大きなヌケやモレを防ぎやすいということです。また、どこから手をつけて良いか検討がつかないようなテーマに対して、検討手順を示してしてくれるフレームワークもあります。

 もちろん冒頭にお話ししたように、論理的な論旨の組み立てをナビケートしてくれるという利点もあるでしょう。ミーティングのときも、漠然と意見を出すのではなくフレームワークを使って議論すると、限られた時間に中で着実に成果を出しやすくなります。さらに、フレームワークが持つ明快さや解りやすさを武器に、提案に説得力を持たせるといった使い方もあるでしょう。



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