日立が新役職「CLO」で目指す新事業 – 日経ビジネスオンライン

Home » 02組織・コーポレートガバナンス » 日立が新役職「CLO」で目指す新事業 – 日経ビジネスオンライン
02組織・コーポレートガバナンス, CxO コメントはまだありません



 「本当に多いな」。ここ数年、取材時に感じているのが「CXO」(最高●●責任者)と呼ばれる役職だ。Xに入る単語によって異なるが、対象となる領域の最高責任者を指す。日本企業では会長、社長、副社長、専務といった役職とは別に「CXO」なる肩書きが付いてあることが多いようだ。

 実際、「CXO」という役職は増加の一途をたどっている。CEO(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー=最高経営責任者)やCOO(チーフ・オペレーティング・オフィサー=最高執行責任者)、CFO(チーフ・フィナンシャル・オフィサー=最高財務責任者)、CTO(チーフ・テクノロジー・オフィサー=最高技術責任者)といった役職であれば大企業のみならずベンチャー企業でも当たり前の役職になりつつある。

 同じ「CXO」でも企業によって意味が異なる役職もあるので難しい。CIOの場合、IT(情報技術)に力を入れる企業であれば「CIO(チーフ・インフォメーション・オフィサー=最高情報責任者)」、投資ファンドであれば「チーフ・インベストメント・オフィサー=最高投資責任者」を指すことが多いようだ。CSOのように「チーフ・ストラテジー・オフィサー=最高戦略責任者」や「チーフ・セールス・オフィサー=最高販売責任者」、「チーフ・セキュリティー・オフィサー=最高セキュリティー責任者」など業種に関わらず使われている役職もある。こういった役職は年々増えており、記事執筆時には注意が必要となるため記者泣かせとなっている。

 今やアルファベット26文字いずれかを入れても、何らかの役職にぶつかる勢いの「CXO」。では「CLO」と言えばどういった役職を想像するだろうか。一般的には企業法務に関わる業務の責任者「チーフ・リーガル・オフィサー=最高法務責任者」を指すことが多く、企業によっては「チーフ・ラーニング・オフィサー=最高人材育成責任者」という役職もあるようだ。

 しかし日立製作所のCLOは、チーフ・リーガル・オフィサーでもチーフ・ラーニング・オフィサーでもない。答えは「チーフ・ルマーダ・オフィサー」。今年4月に新設された役職だ。直訳すれば最高ルマーダ責任者となる。

CLOは社内に13人

 とはいえ、「チーフ・ルマーダ・オフィサーって何?」と感じた読者も多いはず。これには少々説明が必要だろう。

日立製作所の「ルマーダ」紹介ページ

 ルマーダ(Lumada)とは、日立が提供するIoT(モノのインターネット)のサービス基盤の名称だ。ルマーダの語源は、“illuminate(照らす・輝かせる)“+“data (データ)”。IoT部門を統括する小島啓二専務によると「顧客が保有している設備やIT機器など様々なアセットからデジタルデータを集め、AI(人工知能)など先端のデジタル技術を使って価値を生み出し、顧客の経営課題を解決するプラットフォーム」という。

 こう紹介すると、小島専務がチーフ・ルマーダ・オフィサーのようだが実は違う。小島氏は「専務」のほかにもう一つ肩書きを持っているが、それは「サービス&プラットフォームビジネスユニットCEO」という役職だ。ではCLOは誰なのか。電力や鉄道、ビルシステム、ヘルスケア、医療など日立にある12の事業部門と製品開発がメーンのインダストリアルプロダクツ部門にそれぞれ1人ずつ、合計13人存在する。

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます


こんな記事もよく読まれています





コメントを残す