三越伊勢丹HDの杉江次期社長「事業の選択と集中を推進」 – 日本経済新聞

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 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は13日、東京都内で新たな経営体制に関する記者会見を開いた。4月1日付で社長に就任する杉江俊彦取締役専務執行役員は「事業の選択と集中を進める」と述べた。収益力が低下している百貨店事業の立て直しとともに百貨店以外の収益源の育成を進める従来の基本方針は維持するとしながら、「(4月1日付で取締役に退く大西洋社長と比べると)どちらかと言えば成長事業の育成より構造改革を優先する」と話した。


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記者会見する、三越伊勢丹ホールディングスの社長に就任する杉江俊彦取締役専務執行役員(13日午後、東京・八重洲)
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記者会見する、三越伊勢丹ホールディングスの社長に就任する杉江俊彦取締役専務執行役員(13日午後、東京・八重洲)

 杉江氏は百貨店を運営する事業会社、三越伊勢丹の社長も兼務する。これまでHDが保持していた営業や海外展開など事業運営に関わる機能は三越伊勢丹に集約。グループ経営を担うHDとの役割分担を明確にし、百貨店事業の底上げを進めるとともに「事業間に横串を刺しやすくする」(杉江氏)。

 「百貨店だけでは大きな成長は望めない」とし、事業の多角化を進める姿勢も強調。グループ全体の事業構成を見直す方針を示し、「17~18年度に(百貨店以外も含めた)構造改革計画を作り、具現化する」とした。

 現在の社内の状況について、杉江氏は「コミュニケーションがやや不足していた」と指摘。大西氏が急速に進めようとした事業の多角化に関し、現場の従業員から不満があることを踏まえ、「役員間または役員と従業員の間、個人的には中間のマネジメント層との対話を重視する」と述べた。大西氏については「対外的にアグレッシブに発信していたが、内部向けには不足していた」と話した。

 三越伊勢丹HDでは3月に入り、業績不振や現場の疲弊などを理由として、石塚邦雄会長が大西氏に社長辞任を要求。7日の取締役会で杉江氏への社長交代を決議した。次期社長の決定に関する記者会見が遅れた理由については「7日時点では準備ができていなかった」と杉江氏は説明し、急な交代だったことをうかがわせた。13日の記者会見には石塚氏も、大西氏も出席しなかった。




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