BlueKai買収から早3年。米オラクルVPに聞く、アドテク領域での積極的投資の背景と展望 – MarkeZine

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米オラクルのアドテク領域での積極的投資の背景と展望

Oracle Vice President:Data Science Oracle Data Cloud Robin Opie氏
「全ての始まりはデータから。弊社のビジネスモデルの基本であり、
“データありき”という視点が最も重要です」と力強く語る。

 2014年2月、米オラクルがDMP企業のBlueKaiを買収し、業界の大きな話題となったことは記憶に新しい。その後、米オラクルはアドテクノロジー領域において積極的な投資を行い、それらを組み合わせたソリューション「Oracle Data Cloud」を構築。今回、米国から来日した、同社 Vice President:Data ScienceのRobin Opie氏(以下、ロビン氏)にその詳細を聞いた。

 まずは米オラクルが行ってきたアドテクノロジー領域における積極的な投資の歴史を整理しておきたい。

 2014年、米オラクルは世界最大のサードパーティデータのマーケットプレイスである、BlueKaiを買収。その後、2014年12月にDatalogixを手に入れた。その狙いは、Datalogixが有する世界最大級のオーディエンスデータだった。

 Datalogixの特徴は、各種のオフラインデータとオンラインのCookieデータを紐づける点だった。このオフラインデータは、様々な匿名のデモグラフィクスや購買履歴データを含んでおり、さらにそのデータをCookieでオーディエンスが持っているモバイルと紐づけることができた。この製品の独自性に加え、卓越したデータサイエンスの能力を有していたことが買収の理由だ。

 しかし、オフラインデータは豊富だが、オンラインのCookieデータは潤沢ではなかった。そこで2016年1月、約1,500万のWebサイトにおけるユーザー動向を把握し、Cookieで情報を紐づけることができるツールを有するAddThisの買収に至った。

「BlueKai、Datalogix、AddThisの3社の買収により、私たちは世界最高のオンライン・オフラインデータを手にしたのです。すでに外枠はできたので、次にコンポーネントをつなげる必要がありました」(ロビン氏)

 そこで米オラクルは、IDグラフの業界最大手であるCrosswiseを2016年4月に買収。Crosswiseは、任意の匿名コンシューマーに対して、Cookie情報とモバイル端末情報、ID情報を紐づけることに非常に優れていた。例えば、同じ一人のユーザーでも、オフラインでのアクションと、オンライン上でのアクティビティが異なることがある。そこで、ユーザーのCookie情報を紐づけることで、オフラインとオンラインをまたがって態度変容がどうして起きたのか、より幅広くアクティビティを見ることができるのだ。そして2017年4月、オンラインキャンペーンの効果測定が得意なMoatを買収した。

 ここまで買収してきた5社のソリューションにより、「Oracle Data Cloud」が構築されている。




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