一般車両とスマホ、カメラで低コストな道路路面診断、AIを活用しNTT西日本がトライアル – WirelessWire News

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舗装道路の老朽化が進行している。特に高度経済成長期に整備された道路網では、建築後40年を過ぎ、適切な修繕が求められるようになってきている。NTT西日本は、広範囲な予防保全管理を低コストで省力化して実現できるように、AI(人工知能)を活用した手法のトライアルを実施する。トライアルは、NTT西日本とICT連携協定を締結している大阪府堺市の道路で実施し、有用性を確認する。

トライアルでは、汎用的な機材とAIを組み合わせることで、道路路面の状況に関する「データ収集」から「データ解析・診断」「解析・診断結果の見える化」をワンストップで実施する。効果な機材や専用車両を利用した従来型の手法に対するコストの優位性や、道路パトロールによる人間の目視点検に対する業務の効率化についての検証を行う。

▼トライアルのイメージ(NTT西日本のニュースリリースより)20171113_ntt001

データ収集には、市販のビデオカメラとスマートフォンを一般車両に設置して利用。ビデオカメラで撮影した路面画像、スマートフォンのセンサーで検知した加速度や角速度を解析に利用する。データ解析・診断では、収集したデータを基にNTTグループが持つフィルタリング技術やAIを活用し、「平坦性」「ひび割れ」「わだち」に相当する客観的な数値を算出する。見える化では、解析・診断結果をWeb地図上にマッピングし、損傷状況の把握や異常カ所の特定を視覚的に行えるようにする。さらに、Web地図上のアイコンをクリックすることで路面の画像を表示するユーザーインタフェースも備え、具体的な状況を確認しやすくした。

こうして得られた診断結果を活用することで、予防保全対策の優先順位などをより適切に決めることが可能になる。道路のLCC(ライフサイクルコスト)を最適化するような修繕計画の策定を、トライアルのシステムを活用して支援できるようにすることを目指す。

堺市におけるトライアルは2017年11月から12月末まで。堺市内の生活道路の延長約200kmで行う。今後、NTT西日本ではトライアルで得た知見をフィードバックし、道路路面診断サービスの早期商用化を目指すという。

【報道発表資料】
AIを活用した道路路面診断サービスのトライアルについて

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